7月概況と保険料通知シートのつくりかた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

7月は、算定基礎が終わると一段落。後は賞与支給届けがちらほらといった感じです。CSVファイルを作るのがめんどくさい。業務ソフトや給与計算ソフトをお使いの方はすぐできるのですが、「社会保険届出書作成プログラム」でやるのはすごくしんどいです。(やってません)もう少し使い勝手をよくしてほしい。ただ、自分が良い使い方を知らないだけかもしれないですけど・・・・・

7月概況

例年この時期からは、『仕入れ』(私はこう読んでいる)の時期です。勉強をしたり、新しいことを考えています。今年はやはり『コロナ』関連のことが多いですね。自分の営業のことではなく、お客様の業界がどうなるか情報収集および自分なりにそうなったときにどうアドバイスをするか?長期戦を覚悟してやっていかなければならないようです。

7月の新規顧客は1件のみ東京都の方でした。まあ、大体こんな感じです。先月(6件)が異常なのです。7月は「算定基礎が終わったら保険料を通知しましょう」でも書きましたが、保険料通知シートをエクセルで作成しました。大体2時間ぐらいでできました。半分は通知書類のレイアウトで使ってしまったので、正味プログラムは1時間ちょっとでできたことになります。後半戦では作り方を説明します。

 

保険料通知シートの作り方

自分では使わないシートを作ってみたきっかけは6月の支部会(社会保険労務士の集まりです)で以前こんな物がとあるサイトで公開していたが、非公開になってしまった。どなたか、何か情報は無いですか?という問いがあったことによります。あまり、よくきいてなかったので、後でお話を聞くと、保険料を通知する帳票を作る物で一人一人ではなくまとめて計算のできる物だということでした。確かにそのような物は少し探しただけでは見つかりませんでした。(単なる自分の興味で検索してみました)ただ、給与計算の方面から検索すると参考になりそうな物はいくつか出てきます。カギは、介護保険の天引きをどう処理するか(年齢によって天引きするかどうかが異なる)となります。MATCH関数とかVLOOKUP関数を使用するとできるようです。介護保険の処理はどうやっているのかわかりません。(一つ一つ丹念に見ているわけではないので)わたしはVLOOKUP関数を用いて保険料額表を参照しています。

 

エクセルを開く

私は、エクセル2013、2007を使っています。オフィス365は互換性はあると思いますが、2003はわかりません。VLOOKUP関数が使えれば大丈夫なのでその点だけご確認ください。エクセル互換ソフトでもいけると思います。

開いたら、2枚目に保険料額表EXCEL版を展開します。1枚目はプログラムを作ります。少し見にくいですが、図2の下の方のタブに「sheet1」というのが見えます。

エクセル版の保険料額表は保険料額表ダウンロードページの一番下あたりにあります。ご自分の使用する都道府県版を展開します。社労士さんで都道府県が2以上ある場合は二枚目、三枚目に展開すればOKですが、プログラムの該当部分を変更する必要があります。まあ、一都道府県ずつやった方が無難ですか・・・

図1ダウンロードページ

図2社会保険料計算シート

 

シートのダウンロードはこちらのページから

 

保険料額表の変更

保険料額表はそのままでは使用できません。

c12に0(ゼロ)

J列K列の47行以下を改変します。

改変する場所は法律の変更により変わる可能性があるので、なぜここを変えるのかをよく理解してください。該当する等級の方がいなければ変更する必要はありません。先に例示した給与計算の方面から作成している方の多くはここの変更がなされていない物が多く、必要が無いのでしていないのか、よく理解していないからしていないのかはわかりません。繰り返しますが、該当する等級の方がいなければ変更がなされていなくても何ら問題は生じません。

シートを作ります。

A1からは印刷スペースとして開けておきます。私は気分でI列まで開けました。印刷項目は氏名、標準報酬月額、健康保険料(含む介護保険)、厚生年金保険料です。レイアウト見本はシートを見てください。

では本番です。

M2に作成基準日を入力します。それに伴いM1、M3にガイドが記されています。

 

 

内容
社員番号 入力
氏名 入力
生年月日 入力
年齢 生年月日と作成基準日から自動計算
介護種別 年齢から自動判定
(標準)報酬月額 入力
健康保険料 Sheet1より自動読み込み
厚生年金保険料 Sheet1より自動読み込み

入力する列に色をつけます。罫線をつけます。

この表では10人分です。従業員数に合わせて伸ばしてもいいですが、印刷レイアウトを工夫する必要があります。

計算式を入れます。

いよいよ肝です。間違えないようにしてください。

年齢は =DATEDIF(P○○,M2,”y”) 書式DATEDIF(開始日,終了日,単位) マイクロソフト公式より 単位のYは年を表します。P○○からM2までの年数を求めます。

 

介護の種別判定は =IF(AND(40<=Q○○,Q○○<=64),2,1) 書式IF(c,”true”,”false”)マイクロソフト公式より

cが正しければ”true”を間違っていれば”false”を返します。この場合はQ○○が40以上64以下なら2をそれ以外なら1を返します。2は介護第二号、1は介護第一号を表します。R列に表示されるので目視で確認できます。

健康保険料 =IF(R○○=2,VLOOKUP(S○○,Sheet1!$C$3:$K$61,7,1),VLOOKUP(S○○,Sheet1!$C$3:$K$61,5,1))

VLOOUUP関数で他の表を参照します。VLOOKUP は、テーブルまたは行別の範囲で検索する必要がある場合に使用します。たとえば従業員 ID に基づいて従業員名を検索したりします。書式=VLOOKUP(ルックアップ値、ルックアップ値を含む範囲、戻り値を含む範囲内の列番号、近似一致 (TRUE)、または完全一致 (FALSE)) マイクロソフト公式より

標準報酬月額S○○に対応した、R○○が2(介護第二号)なら七列目、1(介護第1号)なら五列目の値を返します。

厚生年金保険料 =VLOOKUP(S○○,Sheet1!$C$3:$K$61,9,1)

同様に九列目の値を返します。さいごの1は検索方法、近似をあらわします。

 

まあ、なかなか難しかったですね。習うより慣れろです。

仕事に必要な物のほとんどはエクセルで作れます。たぶん給与計算もできます。労働時間まで自動にしようとすると難しくて、まだ私は全自動にはできていませんが・・・・どんどん複雑になっているので。

市販の給与計算ソフトでもそこは人間がやるのでAIさんにまかせるか~。

終わりに

シートを作るのは1時間でできますが、この説明は半日かかりました。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください